第5章 Windows アプリケーションのインストール

目次

CrossOver のアプリケーション インストーラー によるアプリケーションのインストール
インストール対象の選択
インストーラーの場所を選択
インストーラーのダウンロード
インストール先のボトルを選択
インストールの完了
アプリケーションを削除中

CrossOver のアプリケーション インストーラー によるアプリケーションのインストール

CrossOver のアプリケーション インストーラー の案内に従って、Windows アプリケーションをインストールします。アプリケーションインストーラーは、[設定 ] メニューから [アプリケーションをインストール...] を選びます。または、[ボトルの管理] から起動することもできます。

[ティップ]

CrossOver のアプリケーション インストーラー は、Windows アプリケーションのインストールと実行を簡単に行うための機能です。 インストーラー (例えば、Wine を直接実行) を使用することなく、もしくはインストールするアプリケーションを インストーラー が間違って認識している場合 (例えば、選択画面で選択したものとは異なるアプリケーションがインストールされた場合)、インストーラーの動作は不安定で、アプリケーションの動作の信頼性は低下します。

インストール対象の選択

最初の画面では、CrossOver がインストールできるサポート済みアプリケーションの一覧が表示されます。アプリケーションをインストールするには、一覧からアプリケーション名を選択し、[続ける] をクリックします。

通常、特にダウンロード可能なアプリケーションの場合は、インストーラー に [インストール] ボタンが表示されます。これにより、インストーラー にデフォルトの値が設定され、インストールを開始する準備ができたことを意味します。他の画面の設定を確認するには、各セクションのタイトルバーをクリックするか、[インストール] をクリックしてデフォルトの設定によりインストールを続行します。

インストール前に、更に情報を入力する必要があれば、[続行] ボタンが表示されます。[続行] ボタンをクリックすると、次の情報を入力するよう要求されます。インストーラー のセクションを選んで、指定した内容を変更することもできます。

サポートされるアプリケーション.  CrossOver は、サポート済みアプリケーションをテストし、アプリケーションが最適に動作するよう調整しています。アプリケーションの使用中に問題が発生した場合には、CrossOver のユーザーサポートをご利用いただけます。

コミュニティがサポートするアプリケーション.  CodeWeavers CrossOver Compatibility Center のユーザーは、サポート済みアプリケーションのインストール方法を投稿しています。これらのプログラムは公式にはサポートされていませんが、Compatibility Center のフォーラムで協力を得られる可能性があります。

その他のアプリケーション.  未サポート アプリケーションをインストールする場合は、[未サポートアプリケーション...] を選択します。ただし、未サポートアプリケーションはうまく動作しなかったり、まったく動作しない可能性があります。さらに、未サポートのアプリケーションをインストールすると、既にインストールされたサポート済みの Windows アプリケーションの動作に影響がでる可能性があります。このため、通常は、未サポート アプリケーションは、テスト用の新しいボトルにインストールすることをお奨めします。

未サポート アプリケーションをインストールする前に、 CodeWeavers CrossOver Compatibility Centerを開き、ヒントとコツを読んで役立ててください。

サービスパックとアップグレード.  多くのアプリケーションは、パフォーマンスレベルを最高にするため、ダウンロード可能なサービスパックを使用します。各パッケージの可否はメダルによるレーティングで示されます。

Runtime 対応コンポーネント.  通常、ソフトウェアを手動でインストールしません。このパッケージの多くは、サポート済みアプリケーションのインストールが成功するために必要で、事前に決定したインストール プロセスの一部として自動的にインストールされます。

[重要項目]

特定のボトルが選択されていない場合、CrossOver のアプリケーション インストーラー により新規アプリケーションを新たなボトルへインストールします。選択したパッケージとデフォルトボトル間で競合する場合は、ボトルの選択画面が表示されるので、更に適切なインストール先ボトルを選択できます。

インストーラーの場所を選択

インストーラーの場所は、単一ファイル、フォルダー、メディアから選択できます。

ボリュームの選択.  このオプションでは、使用するCD、 DVD もしくは マウント済み ISO またはディスクイメージを選択できます。ボリュームを指定すると、CrossOverはインストーラーまたはautorunファイルを、このドライブで探します。このオプションはデフォルトで選択され、アプリケーションがディスクにインストールされている場合に指定します。

インストーラーの選択.  ハードディスク上にダウンロードされたインストーラーからアプリケーションをインストールする場合や、複数のインストーラーが保存された CD からアプリケーションをインストールする場合は、このオプションを選択して任意のインストーラーを指定します。場合によっては、 CD-ROM オプションを選んでも CrossOver がデフォルトのインストーラー ファイルを見つけることができないことがあります。その場合には、オプションを選んで、自分でインストーラー ファイルを検索してください。

インストーラー フォルダーの選択.  このオプションは、CD の内容をローカルのハードドライブにコピーした場合に有効です。サブディレクトリに複数のインストーラーが入っているディスクからインストールする場合に必要です。

[インストーラーフォルダーを選択…] オプションを選ぶと、選択したフォルダーがインストーラーディスクに存在するかのように扱います。このため、選択したフォルダーにインストールのエントリーポイントが含まれていない場合 (例えば、AUTORUN.INF や setup.exe)、インストールが失敗する可能性があります。

インストーラーのダウンロード

CrossOver のサポート済みアプリケーションの多くは、インターネットからダウンロードしてインストールできます。通常、CrossOver は自動的にインストーラーをダウンロードできます。この機能を使用する場合は、インターネットに接続していることを確認してください。

CrossOver では、ダウンロードしたインストーラーを保存するので、同じコンポーネントを頻繁にインストールする場合でもダウンロードは1回で済みます。既に、ハードドライブ上にインストーラーファイルが存在する場合には、[インストーラー ファイルを選択..] を使って選択できます。

インストール先のボトルを選択

[重要項目]

通常、CrossOver では、新しいアプリケーションは新規ボトルにインストールするので、このウィンドウを表示する必要はありません。

サービスパックやアップグレードをインストールする場合は、このルールは適用されないので、アップグレードする必要があるソフトウェアが入ったボトルにパッケージを適用するよう、インストーラー に対して手動で指示する必要があります。

インストールの完了

[インストール] ボタンをクリックすると、CrossOver のアプリケーション インストーラー の案内はほぼ終了します。Windows のインストーラーによっては、インストール手順を監視しながら、ユーザーに確認を促す場合があります。

[キャンセル] ボタンを使用する場合は注意が必要です。ステップをキャンセルすると、回復できない問題が生じて、目的のボトルを破棄しなくてはならなくなります。