並列インストール

必要に応じて、CrossOver の複数のバージョンを同時にインストールしても、相互に干渉しません。インストールされたバージョンにはそれぞれプロダクト ID が割り当てられるので、どのバージョンのデスクトップメニューもしくは関連ファイルか認識できるようになります。

グラフィカル インストーラーを使用する場合、新規のインストール先を指定します。 別のバージョンの CrossOver が存在する場合や自動的に別のプロダクト ID を選んで干渉しないようにインストールを続行する場合は、インストーラーからメッセージが表示されます。

[ヒント]

インストーラーを使ってアップグレードバージョンをインストールする場合、インストール先ディレクトリとアップグレードしたい CrossOver のバージョンを確認します。

Debian もしくは RPM パッケージを使用して、並列インストールすることもできます。ただし、そのためには、まず、 CrossOver のパッケージ名とプロダクト ID を変更する必要があります。

まず、CrossOver をインストールします。ユーザーアカウントでインストーラーを使ってインストールすることで、既にインストール済みのパッケージとの干渉を避けることができます。次のコマンドを同じユーザーアカウントで実行してください:

$ ~/cxoffice/bin/cxrepackage --deb --productid cxnew --release 2

新しいパッケージ名もプロダクト ID も cxnew であれば、2 作成する新しいパッケージの修正をトラッキングできます。Debian ではなく RPM パッケージを生成するには、--deb--rpm に置き換えてください。

[注記]

Debian もしくは RPM パッケージを作成するには、パッケージ作成ツールに対応する Linux ディストリビューションが必要です。

新しいパッケージは、CrossOver の隣にインストールして正常に展開できます。また、これを使って、標準パッケージではなく、新しいパッケージと連動するボトルパッケージ を作成できます。