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CrossOver を使用することで、Windows アプリケーションをデスクトップ インテグレーションできます。もちろん、デスクトップ インテグレーションは使用する環境によって異なります。
デスクトップにメニューを表示する場合、Windows アプリケーションメニューに Windows アプリケーションのショートカットを作成します。
Unity や GNOME 3 のような環境では、CrossOver からデスクトップの検索機能を使ってショートカットを作成します。
メニューにプログラムを登録しない場合は、CrossOver のメインメニューかコマンドラインからアプリケーションを実行できます。システム標準のメニュー編集ツールを使ってこのコマンドラインをメニューに登録することもできます。
Windows アプリケーションを CrossOver のメインメニューから起動できます。
CrossOver を使ってインストールした Windows アプリケーションを起動するには、メインメニューからボタンを選んでクリックします。
CrossOver のメインメニューをカスタマイズすることで、アプリケーションを選んで表示できます。メインメニューからエントリを削除するには、対象のエントリを右クリックしてコンテキストメニューから [削除] を選択します。
メインメニューからエントリを削除しても、ディスクから削除されず、デスクトップ インテグレーションにも影響しません。
メインメニューからエントリを削除して後で元に戻す場合、
ボタンをクリックします。このダイアログを使用すると、ランチャー ツリーでボトルの既存の Windows アプリケーションのショートカットをクリックして実行できます。
定期的に同じコマンドを実行するには、デスクトップに追加するショートカット名を選択し、メニュー内の表示場所を指定します。
をクリックしてショートカットを作成します。このツールはボトルマネージャーやコマンドラインから実行できます:
$
~/cxoffice/bin/cxrun
または、マルチユーザーインストール:
$
/opt/cxoffice/bin/cxrun
![]() |
|
この機能は、ボトルが複数作られた場合に特に重要です。コマンドラインから起動されると、Wineは一般的にデフォルトボトルで動作します。そして、Cxrunは、代わりのボトルを指定する単純な方法を提供します。 |
[コマンド] ユーティリティには、ログ機能やデバッグオプションが備わっていますが、通常は使用しません。サポートを受ける際に必要となることがあります。また、Wine について詳しい知識をお持ちの場合は、未サポートアプリケーションの動作を助ける可能性があります。[デバッグオプション] からオプションを選択してください。
ログ ファイルを作成. このオプションを有効にすると、コマンドの実行前にログの保存場所を指定するダイアログが表示されます。ログファイルには、コマンドの実行時に発行される様々なデバッグ情報が保存されます。
特定のログ機能を有効にすることで、ログファイルに書き込む情報を指定できます。ログには大量の情報が収集されるので、1種類もしくは2種類のログ情報を選択します。
一部の Windows アプリケーションについて、CrossOver
を使ってアプリケーション起動用のコマンドラインのショートカットを作成できます。CrossOver
が個人のユーザーアカウントでインストールされている場合は、i~/cxoffice/bin
にインストールされます。例えば、 Microsoft
Word をインストールした場合:
$
~/cxoffice/bin/
winword
管理外ボトルについては、PrivateShortcutDirs に指定したディレクトリ内にショートカットが存在します。このディレクトリには
$HOME/bin
が存在します。管理ボトルについては、ManagedShortcutDirs
設定を外してください。この中には/usr/bin
が存在します。
Windows アプリケーションで開けるのであれば、引数にそのドキュメントの保存場所を指定することで、このショートカットを使ってドキュメントを開くことができます:
$
~/cxoffice/bin/
winword
letter.doc
ショートカットが有効かコマンドを入力してください
$
grep -l desktopdata/cxmenu ~/cxoffice/bin/*
![]() |
|
複数ボトルへ同じアプリケーションをインストールした場合、作成されたスクリプトは最新のインストールに対応します。例えば、ボトルに Word 2003
をインストールっしてから別のボトルに Word 2007 をインストールすると、 |
wine スクリプトに --cx-app
オプションを指定し、アプリケーションの実行ファイル名を指定して、Windows アプリケーションを起動できます。例えば、Microsoft Word
は、実行ファイル winword.exe
を実行して起動できます:
$
/opt/cxoffice/bin/wine --cx-app
winword.exe
または、CrossOverはシングルユーザーモードでインストールされた場合:
$
~/cxoffice/bin/wine --cx-app
winword.exe
同様に、Word ドキュメントを開くには次を実行してください:
$
~/cxoffice/bin/wine --cx-app
winword.exe
letter.doc
--cx-app
オプションを有効にして実行できるアプリケーションのリストを表示します:
$
find "~/.cxoffice" -iname "*.exe"
![]() |
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システム上にはシステムツールや他のアプリケーションのサブセットなど、多くの.exeがあります。これらを実行することは、予測不可能な問題を引き起こすことがありました。そして、その原因が理解できない限り、Windowsアプリケーションを実行するのは良いことではありません。 |
![]() |
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wine は、デフォルトのボトルからコマンドを探して実行します。Wine コマンドを別のボトルで実行するには、ボトルを指定します:
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